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車を売却するときに必要な書類を知りたい
車を売るときに必要な書類を紛失したので再発行の仕方を知りたい
この記事はそんな方に向けて書いています。

車を売却する時に必要な書類
車を査定するとき
車を売ると決意した後は、持ち込み査定か出張査定のどちらかの査定を受けると思います。
車を査定してもらう時に必要な書類は、最低限「車検証(自動車検査証)」だけあれば見てもらえます。
ダッシュボードに保管されていることが多いので事前に確認して準備しておきましょう。
車検証を紛失した場合は査定を受けることができないのか?
結論から申しますと、車検証を紛失して無条件で査定を受け付けてもらえるのは「ラビット」だけです。「ラビット」以外は不可か条件付きで査定を受け付けてもらえます。
車検証(自動車検査証)を紛失した場合の、各大手買取会社の査定対応を以下の一覧表に記載しておきます。
買取業者 | 査定の可否 |
ラビット | 可能 |
ガリバー | 不可 |
アップル | 不可 |
ビッグモーター | 【初年度登録や車体番号】が記載されている任意保険の控え等の書類があれば可能 |
カーチス | 車検証のコピーがあれば可能 |
カーセブン | 近くの店舗へ問い合わせて下さい |
買取業者からすれば、細かい査定額を見積もるためには自動車の情報が記載されている「車検証」は最低限欲しいというところです。
以上、参考になれば幸いです。
持っていればプラス査定に繋がる書類
プラス査定に繋がる書類
- 保証書
- 整備手帳
- 取り扱い説明書
この3つの書類が揃っていれば何と、1万円の査定額UPが期待できます。査定のときには、この3つの書類を事前に準備することができればベストです。
逆に、これらの書類がなくても車を売ることはできますが査定の減点対象となります。
3点全て無い場合の減点額は、何と45点の減点(45,000円の減額査定)でかなり痛いです。
今一度、ダッシュボードに保管されているかどうかを確認しておきましょう。
車を売却するとき
査定額に納得して売却の契約を結ぶときには、「車検証」だけではなく、以下の書類が必要となります。
※普通自動車と軽自動車では必要書類が若干違ってきます
ご自身で準備が必要な書類
必要書類 | 普通自動車 | 軽自動車 |
車検証(自動車検査証) | 〇 | 〇 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 |
(軽)自動車納税証明書 | 〇 | 〇 |
リサイクル券 | 〇 | 〇 |
印鑑登録証明書(2通) | 〇 | ✖ |
実印 | 〇 | ✖(認印は必要) |
〇:必要 ✖:必要なし |
買取業者側で用意してくれる書類
必要書類 | 普通自動車 | 軽自動車 |
譲渡証明書 | 〇 | ✖ |
委任状 | 〇 | ✖ |
自動車検査証記入申請書 | ✖ | 〇 |
〇:必要 ✖:必要なし |
車検証(自動車検査証)
自動車検査証(略して車検証)は車検を受けた時に交付される書類で、所有者名や車の詳細な情報が記載されています。
車内に備え付けることを法律で義務付けられています。
出典元:wikipedia(自動車検査証)より
車検証はダッシュボード内に保管されている場合が多いです。
自賠責保険証明書
自動車損害賠償責任保険証明書(略して自賠責保険証明書)は車を保有していれば必ず加入しなければならない保険です。
車検証と同じく車内に備え付けていないと、刑罰により罰せられるという重要な証明書となります。
出典元:wikipedia(自動車損害賠償責任保険証明書)より
自賠責保険証明書はダッシュボード内に保管されている場合が多いです。
(軽)自動車納税証明書
(軽)自動車納税証明書は愛車の税金を納めたことを証明する書類です。
通知書は毎年5月初旬(青森・秋田県は6月初旬)に自宅へ届き、当月末までに支払わなければならない税金です。
出典元:wikipedia(自動車納税通知書)より
(軽)自動車納税証明書は「自宅の金庫」や「大事な書類入れ」に保管されている場合が多いです。
リサイクル券
リサイクル料金を支払ったことを証明する書類で、2005年(平成17年)以降に車の購入をされた方や車検を受けた方なら、ほとんどの方が支払いを済ませています。
それ以外の方は、リサイクル料金を支払っていない可能性があるので、自動車リサイクルシステムにて愛車を照会してみて下さい。
出典元:環境省公式ホームページより
もしリサイクル料金を支払っていない場合でも、買取業者が手続きをしてくれるので自分で行う必要はありません(ただ、査定額からリサイクル料金分が差し引かれます)。
リサイクル券はダッシュボード内に保管されている場合が多いです。
印鑑登録証明書
印鑑登録証明書は2通必要となります。自動車の名義変更で1通、自動車税の還付譲渡で1通使うためです。
ほとんどの買取業者は、発行から3か月以内の印鑑証明書なら有効ですが、念のため売却する際に買取業者へ聞いていた方がいいですね。
実印
委任状や譲渡証明書に捺印するために必要な印鑑となります。
譲渡証明書
クルマを譲渡することを証明する書類で、実印の押印が必要となります。譲渡証明書は買取業者が用意してくれます。
委任状
売却する車の名義変更手続きを買取業者に任せるときに必要な書類で、実印の押印が必要となります。委任状は買取業者が用意してくれます。
引っ越しで住所が変更になった場合
普通自動車を売る場合は、「車検証」と「印鑑証明書」の住所が一致しているか確認しておきましょう。
引っ越しをされた場合は、住所が一致していないので、旧住所から現住所へ引っ越したことを証明するために、住民票が別途必要となります。
また、車検証の住所から2回以上引っ越しされている方は、戸籍の附表が必要となります。
引っ越しをされた方が必要な書類
- 1回だけの引っ越しなら住民票が必要
- 2回以上の引っ越しは戸籍の附表が必要
結婚して姓が変わった場合
普通自動車を売る場合に、「車検証」に記載された所有者名義と現在の姓が一致しているか確認しておきましょう。
結婚をされた場合は、姓が違っていると思うので、車の所有者名義と同一人物を証明するために戸籍謄本が必要になります。
また、姓が変わるということは実印と印鑑証明書も変更になるので併せて確認しておきましょう。

車を売る時に必要な書類を紛失してしまった時は
車を売るときに必要な書類を紛失してしまった場合の再発行方法などを以下にまとめました。
車検証を紛失した場合
車検証を紛失した場合の再発行詳細を以下にまとめました。
車検証再発行手続きまとめ
再発行場所 | 車のナンバーを管轄している運輸支局(大阪ナンバーなら大阪運輸支局) |
費用 | 再交付申請手数料300円、申請書代100円 |
必要な書類 | 理由書(代理人申請する場合は委任状も必要)。書類は運輸支局のホームページでダウンロード可能 |
必要な物 | 認印、本人確認書類 |
その他 | 買取業者でも再発行手続き代行を行っていますが、5,000円以上の料金がかかりますのでそれを踏まえて時間のない方は依頼してみるのもありでしょう |
自賠責保険証明書を紛失した場合
自賠責保険証明書を紛失した場合の再発行詳細を以下にまとめました。
自賠責保険証明書再発行まとめ
再発行場所 | 自賠責に加入していた保険会社(分からない場合は愛車を購入した店舗で聞けば教えてくれます) |
費用 | 郵送代くらい |
必要な書類 | 自動車損害賠償責任保険証明書再交付申請書(郵送で送ってもらえます) |
必要な物 | 認印、本人確認書類のコピー |
(軽)自動車納税証明書を紛失した場合
(軽)自動車納税証明書を紛失した場合の再発行詳細を以下にまとめました。
(軽)自動車納税証明書再発行まとめ
再発行場所 | (普通自動車)運輸支局場内の自動車税管理事務所または各都道府県の自動車税事務所 (軽自動車)市区役所、市町村役場の納税課 |
費用 | 無料(郵送で請求する場合は返信用封筒に貼り付ける切手代) |
必要な書類 | 車検証、代理人が申請する場合は委任状 |
必要な物 | 印鑑、身分証明書 |
リサイクル券を紛失した場合
Q.リサイクル券の再発行は可能ですか?
A.リサイクル券の再発行はできません。
預託証明書が必要な場合は、「自動車リサイクル料金の預託状況」が証明の代わりとなりますので、本ホームページ「自動車ユーザー向け/リサイクル料金検索」(ご利用時間帯:7:00~24:00)から印刷してご利用ください。
「自動車リサイクル料金の預託状況」の印刷については、こちらをご参照ください。(引用元:自動車リサイクルシステムよくあるご質問詳細より)
リサイクル券の代わりとなる証明書を印刷して買取業者に渡せば大丈夫です。

必要書類を揃えている間に一括査定を申し込む
上記の必要書類を揃える中で紛失などの不備が見つかった場合は、再発行手続きに数日かかってしまいます。
もしあなたが、車を少しでも高く売却したいと思っているのなら、その待ち時間を利用して一括査定を申し込んだほうがいいです。
一括査定の特徴
- インターネットから簡単に申し込みができる
- 複数の大手車買取業者から査定をうけることができる
- 査定後は、一番高い買取価格を提示した業者を選ぶだけ
- 家にいながら簡単に高額で愛車を売却することができる
もしあなたが、車を少しでも高く売りたいのなら、書類を揃えている時間を有効活用して一括査定を利用したほうがいいです。

まとめ:車を売却するときに必要な書類まとめ
車売却時の必要書類について説明させていただきました。
車を売却するときに必要な書類まとめ
- 車検証(自動車検査証)
- 自賠責保険証明書
- (軽)自動車納税証明書
- リサイクル券
- 印鑑登録証明書(軽自動車は要らない)
- 実印(軽自動車は認印で可)
- 譲渡証明書(普通自動車)
- 委任状(普通自動車)
- 自動車検査証記入申請書(軽自動車)
- これらの書類を事前に揃えておけば入金期間が短縮する
事前にこれらの書類を揃えておけば、車を売却したときに入金期間の短縮に繋がりますので一読頂ければ幸いです。
