記事を見て欲しい人
10万キロ走行、10年落ち、自宅に眠っている廃車寸前ボロボロの車でも売却してお金にしたい
廃車にしたいけど廃車業者や手続きが分からない
車の廃車と売却はどのような違いがあるの?
この記事はそんな方に向けて書いています。
廃車と売却のメリット・デメリット
10年落ち、10万キロ以上走行してボロボロになったので廃車にしようと考えた方。
いや、その程度だったら買取ってくれる業者もあるだろうと思い、売却を考えた方。
廃車と売却という2つの考え方についてメリット・デメリットを以下で説明します。
廃車と売却のメリットとデメリットを比較
廃車 | 売却 | |
税金還付有無 | 自動車税の返金※1 | なし |
自動車重量税の返金※2 | なし | |
保険金払い戻し有無 | 自賠責保険の払い戻し※3 | なし |
任意保険の払い戻し※3 | なし | |
諸費用 | 引き取り料金が発生する場合がある※4 | 引き取り料金なし |
解体費用 | - | |
手続き代行費用 | 手続き代行費用なし | |
手間暇 | 廃車手続きが煩雑で時間と手間がかかる | インターネットから誰でも簡単に売却できる |
解体業者へ持ち込む労力やリサーチに手間がかかる | ||
その他 | 解体されたパーツが再利用される | 持込査定での売却は買取価格が低くなる可能性がある |
一括査定以外は買取価格が低くなる可能性がある |
※1 廃車時期によって返金額が違う。また、軽自動車は自動車税の返金はありません。
※2 廃車時期によって返金額が違う
※3 解約時期によって返金額が違う
※4 車が動かない場合は料金がかかる
廃車を決断する多くの理由として
- 長年利用していろいろなパーツが老朽化してきた
- 事故で車両の破損や故障などで修理代が高くついてしまった
- 人気のない車で売れるかどうか分からない
このような理由で廃車を決意する方が多いのですが、廃車をするには自分で解体業者を探して解体費用を支払わなければなりません。
廃車をするメリットとしては、税金や保険の返金がありますが、廃車時期によっては税金の返金額も少なくなりますし、引き取り料や手続き代行料、解体費用などを差し引けばマイナスとなりかねません。
また自分で廃車を行う場合は、素人では分かりにくい煩雑な手続きを行わなくてはいけません。廃車が初めての方は相当な時間と労力がかかってしまいます。
自分の車は「廃車しかない」と勝手に思い込んで、解体業者へ廃車を依頼すれば、マイナス出費になりかねないということを肝に銘じましょう。
しかし、廃車にするような車を買い取ってくれる業者が存在すると知ったらどうでしょう。本来、解体費用を支払ってマイナス出費となっていたのが、逆に車買取業者から買取費を貰ってプラスの収入となりえるのです。
これを踏まえて車売却のメリットとデメリットを見てみましょう。
車売却のメリット | 車売却のデメリット |
引き取り料金がかからない | 持込査定での売却は買取価格が低くなる可能性がある |
インターネットから誰でも簡単に売却できる | 一括査定以外は買取価格が低くなる可能性がある |
廃車にするような車でもお金になる |
上記の通り、車の売却は廃車に比べてメリットの方が大きく、デメリットというのがあまりないです。もし、廃車にするしか考えが無かったという方は、一括査定を利用した方がいいです。

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廃車手順についての説明
廃車にするのなら売却した方が絶対に楽でオススメなのですが、どうしても売却しないで廃車をしたいという方のために廃車手順を説明したいと思います。
手順としては「抹消登録方法」を決め、「解体業者で解体」をして、必要書類を揃えて手続きを行うだけです。
廃車方法を決める
まず、廃車の方法を以下の2種類から決めます。
- 永久抹消登録
- 一時抹消登録
永久抹消登録
廃車と言えば、ほとんどの方がこの永久抹消登録を選ばれると思われます。
【永久抹消登録とは】
愛車を解体することが前提となるので、もう2度と愛車に乗らないと決まっている場合がこの「永久抹消登録」にあたります。もう古い車などで乗らない、故障車、事故車などが該当。
一時抹消登録
【一時抹消登録とは】
一時的に廃車状態にして、将来的にもう一度車に乗る可能性がある場合が「一時抹消登録」にあたります。長期海外出張、長期入院、盗難された場合などが該当し、税金の支払いをストップさせることができます。
一時抹消登録後、2度と愛車に乗ることが無いと思った場合は、永久抹消登録の手続きを行います。
解体業者を決める
次に廃車にしてもらう業者を選びます。
- 解体業者へ依頼して廃車する
- ディーラーへ依頼して廃車する
主に2つの方法がありますのでどちらの業者で解体をするか選びます。
おそらく解体業者へ依頼するよりもディーラーで廃車を依頼する方が多いと思われますが、解体業者でもディーラーでも廃車を依頼するのはどちらでもいいです。
必要書類を揃える
廃車の手続きに必要な書類としては、「車検証」、「印鑑証明書」、「自動車税」、「自動車取得税申告書」、「解体証明書」、「ナンバープレート」などを揃えなければいけません。
廃車の手続きをするには、ナンバープレートを自分ではずして持って行かなければいけませんし、解体証明書を発行してもらうにも解体業者に行かなければいけませんし、手間と時間ばかりかかってしまう覚悟はしておいてください。
これらの書類を揃えて陸運支局へ持って行けば廃車の手続きは終了となります。
廃車にかかる費用
廃車の手続き代行料 | 1万円~2万円 |
廃車の引き取り料(持ち込みは無料) | 1万円~2万円 |
解体費用 | 1万円~2万円 |
廃車(永久抹消登録)にかかる費用はおおよそ3万円~6万円ほどかかります。一時抹消登録の場合は、解体はまだしないのでその分の費用がなくなります。
手間と時間をかけてやっと書類を揃えたと思ったのに、解体費用でマイナス出費になれば今までの労力は何だったんだろうと思いますよね。
やはり、廃車にするにはどうしても費用が発生するので、まずは簡単にネットから申し込みができる一括査定で値段が付くか調べた方が賢明です。


税金などの還付金について
- 自動車税
- 自動車重量税
廃車にすることで戻ってくる税金が上の2つあります。
自動車税は、廃車手続きが完了した翌月から月割計算した金額が返金されます(軽自動車は返金がありません)。
自動車重量税は、廃車の手続きが完了した翌月から車検の残り有効期間までの月割計算した金額が返金されます。
任意保険、自賠責保険の還付金について
- 任意保険
- 自賠責保険
廃車が決まって解約することで戻ってくる保険の還付金が上の2つあります。
任意保険は2度と車を乗ることがないと決まっている方が解約すれば保険解約返戻金として戻ってきます。ただこの先、車を購入して運転する可能性がある場合は「中断証明申請」の手続きをおこなえば前の等級を引き継ぐことができるのでこちらを選んだ方がいいです。
自賠責保険は、廃車にしたという証明書である「登録事項等証明書」を発行して、自ら保険会社に解約の申請を行えば保険解約返戻金として戻ってきます。
車の売却手順
廃車と売却のメリット・デメリットを比較した場合、売却をする方が断然お得というのが分かったと思います。そこで次は車の売却手順を説明します。
手順としては、査定申込→査定→価格提示→契約→売却という手順が一般的であります。
査定を申し込む
売却方法としては、自分で近所の車買取業者へ車を持ち込んで査定をしてもらうという形がありますが、持ち込む手間もかかる上に相見積もりを取るなら何店舗も回る労力がかかります。
そこでオススメなのがインターネットから簡単に無料で申し込むことができる一括査定に申し込んだ方がいいです。
査定士が来るのを待つ
一括査定を申し込んだ後は、複数の車買取業者が査定に来るので、それをただ家で待つだけでいいです。もちろん出張査定はどの車買取業者も無料で来てくれます。
そして勝手に複数の車買取業者が競い合い、思わぬ高額買取につながる可能性が十分にあります。
価格提示から売却まで
複数の車買取業者が愛車の値段を競い合った後は、一番高い価格提示をした車買取業者と契約を結び、手続きが終了するといよいよ売却となります。
最短で当日売却もできる業者もありますので、自分で廃車手続きなどをして1週間、2週間かかって更に出費になることを考えれば一括査定で値段が付くか調べてみたほうが絶対にいいです。


こんな車は買取してもらえるのか?
最後に、自分ではもう廃車にするしかないと思うような価値のないボロボロな車両状態でも、車買取業者にとっては価値のある車両という可能性が十分にあります。
例えば下のような車でも
- 何十年も前の古すぎる車
- 過走行車(10万キロ以上)
- 事故車
- 不動車
- 故障車
- 水没車
- 炎上車
- 改造車
車買取業者にとっては充分価値のある車両となります。
自分では廃車しかないと諦めていた方も、車買取業者に一度査定をしてもらう価値は十分にあります。
廃車を考える前に一括査定を利用してお金にする方法
自分の愛車はもうボロボロなので廃車しかないと思っていた方や廃車はお金がかかるので嫌だなと思っていた方。
どんな状態の車でもまずは一括査定に申し込む方がいいです。
廃車の手続き代行、解体費用などで何万円もマイナス出費になるくらいなら、少しでもお金になる一括査定に申し込むことをおススメします。
一括査定の特徴
- 30社以上の車買取業者と提携しているのでどこかが買取してくれる
- 手続き、引き取り、全て無料で行ってくれる
- 自宅からネットで簡単に申し込むことができる


まとめ:車売却と廃車のメリット・デメリットについてのまとめ
車売却と廃車のメリット・デメリットについて説明させて頂きました。
車売却と廃車のメリット・デメリットについてのまとめ
- 廃車の手続きは複雑だが、税金の還付金が戻ってくる
- 廃車には手続き代行費用、解体費用などが発生する
- 廃車にするなら売却にした方がいい
- 廃車には永久抹消登録と一時抹消登録の2種類がある
- 10万キロ走行、10年落ち、自宅に眠っている廃車寸前ボロボロの車でも売却できる
- 事故車、水没者、不動車でも廃車と決めつけずに売却を考える
廃車と思われた車も車買取業者にとってはまだまだ海外などで需要があり、買い取りをしてくれる場合も多々あります。
廃車にする前に一括査定で値段が付くか調べてもらうのが一番いい方法です。