車の査定時間はこれだけかかる
「ディーラーや買取店で査定を受ける場合、どれほどの時間がかかるのだろう?」
「休日に予定があるので、査定に時間がかかるのは嫌だな」
このように思っていても、はじめて愛車を売却する人にとっては、査定にどのくらい時間がかかるのか予想もつかないので、その日の予定も入れにくいかと思います。
基本的に査定は「事前確認」から始まり、「査定」、「査定額の確認」、「商談」の4つの工程に分けて進めていきます。この4つの工程全ての時間を合わせると、査定にはおよそ1時間程度の時間を要すると思ってください。
車買取業者とディーラーでの査定時間比較表
車買取業者 | ディーラー | |||
出張査定 | 持込査定 | 出張査定 | 持込査定 | |
1.お店へ向かう移動時間 | なし | あり | なし | あり |
2.事前確認 | 10分 | 10分 | 10分 | 10分 |
3.査定 | 15分 | 15分 | 15分 | 15分 |
4.査定額の確認 | 10分 | 10分 | 10分 | 10分 |
5.商談 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 |
6.お店から家に帰る時間 | なし | あり | なし | あり |
7.査定時間合計 | 65分 | 65分+α | 65分 | 65分+α |
上表を見ても分かる通り、車買取業者とディーラーでの査定にかかる時間はほぼ変わりません。変わるのは、持ち込み査定にしたときの移動時間です。
ディーラーや買取業者へ愛車を持ちんだ時には、移動時間が査定時間以外にプラスされます。
持ち込み査定には、往復の移動にかかる時間のほかに、店舗が混雑していたときは待たされる確率も高いです。日頃忙しい中で時間を割いたにも関わらず、時間を取られるばかりではストレスもたまります。
それなら、自宅でゆっくりと待てる無料出張査定がある一括査定サイトを利用した方が時間を有意義に使えます。時間に余裕がない方には特にオススメです。
事前確認にかかる時間
先ほど、基本的に査定は「事前確認」から始まり、「査定」、「査定額の確認」、「商談」の4つの工程に分けて作業を進めていくといいましたが、まず始めに事前確認から説明していきたいと思います。
事前確認は、およそ5分~10分程度の時間を要します。
事前確認では、以下の項目をアンケート用紙へ記入するか、査定士が直接口頭で尋ねるかどちらかになります。
事前確認項目
運転していて気になる箇所があるか?
鈑金修理歴はあるか?現在の不具合箇所はあるか?
車の売却予定時期はいつか?
今回は売却のみか、買い替えを考えているのか?
お客様の住所・氏名などの個人情報
アンケート用紙の記入にもたついたり、査定士の質問になかなか答えなかったりした場合はそれ以上の時間がかかります。
アンケートが終了するまで査定を始めないお店もありますし、査定をしている間にアンケートの記入をするお店もあります。後者なら事前確認の時間短縮に繋がります。
査定にかかる時間
お客様の情報をアンケートや口頭で尋ねた後は査定が開始されますが、大きく分けて「内装」、「外装」、「足回り」、「エンジン」の4つの項目をチェックします。
査定にかかる時間は、およそ10分~15分程度の時間を要します。
査定のチェックに自信がない、経験が浅い査定士はそれこそ30分以上査定に時間をかける場合もありますし、ベテラン査定士でも鈑金修理などで修復があった場合は、じっくりチェックする必要があるので時間がかかります。
査定額の確認にかかる時間
車のチェックが終われば、いよいよ査定価格の算出をおこないます。
査定をした店舗で直接査定価格を算出できるお店なら、10分以内で査定価格を算出できます。しかし、一旦本社などを経由して査定価格を聞き出さなければならないお店の場合は、10分以上かかることが多いです。
商談にかかる時間
査定価格を提示されれば、いよいよ価格交渉です。ここが車の売却において一番のメインとなります。少しでも高く売りたいお客と、少しでも安く買取りたい営業マンとの価格交渉のせめぎ合いとなり、おのずと時間が長くなります。
商談にかかる時間は、30分~と考えておいた方がいいでしょう。
営業マンから最初に提示された査定価格は、相場よりもかなり低めで提示してくることが大半です。大半というよりも、全てと言っても過言ではありません。ほとんどの方が少しでも高く愛車を売りたいと考えているので、相場の価格以上まで引き上げるのに状況次第では1時間や2時間もかかるかもしれません。
逆に、本当に愛車の相場価格だけを知りたいのなら、早々に交渉を切り上げれば商談時間は短くなりますし、どんな価格でもいいので売却できればいいと考えている方も商談時間は短くなります。
商談が苦手、簡単に愛車を高く売りたいと思う方は、車一括査定サイトを利用するのが一番いいです。複数店舗で一度に査定をさせて一番高い価格を提示したお店に決めるだけでいいので、商談なんて必要なくなります。
車の査定で項目毎にかかる時間
査定にかかる時間はだいたい分かりましたが、一体何をチェックしてどのくらいの時間がかかっているのか4項目に分けて説明したいと思います。
外装のチェック(キズ、へこみ、修復歴)時間
キズやへこみがない綺麗な車なら外装のチェックは5分以内で終了します。
始めに査定士は、車のエンジンをかけエアコンを始動させます。そして、アイドリング状態のまま、車の外装のキズやへこみ、変色、鈑金修理跡がないかをチェックし、キズやへこみがあれば、その都度、カーチェックシートに記入していきます。
外装のチェックをしながら、エンジンやマフラーから異音がないかを同時に聞きながら、排気ガスの色が白や黒になっていないかチェックしています。キズやへこみみが少ない綺麗な車なら、5分以内でチェックは終わります。
エンジンルームのチェック時間
エンジンルーム内のチェックは3分以内で終了します。
ボンネットを開けてエンジンなどからオイル漏れがないかをチェックします。外装パネルのチェックで、鈑金修理や交換した形跡がなければ、エンジンルーム内からチェックできるフレーム部は、ささっとチェックするだけで終わりになります。
外装パネルに鈑金修理や交換した形跡があれば、もう少し時間がかかります。
足回りのチェック時間
足回りのチェック時間は3分以内で終了します。
足回りと車の下部チェックですが、足回りは、サスペンションやショックアブソーバーのサビやオイル漏れの有無のチェック。車の下部は、縁石などに乗り上げて、ヘコんでいないかなどのチェックをします。
足回りと車の下部は、エンジンルーム内と同様に鈑金修理や交換した形跡がなければ、チェックは簡単に終わります。
内装のチェック時間
内装のチェック時間は5分以内で終了します。
最後に、内装と電装品のチェックをおこないます。査定を開始したときに、エアコンを始動させているため、車内が冷えていればエアコンは正常であることが確認できます。次に、カーナビゲーションやカーステレオ、パワーウインドウ、電動式ドアミラーなどの動作確認をおこないます。
そして、車内にタバコやペットなどの嫌なニオイがしないかをチェックして、シートやフロアマットが破れていないかなどをチェック。喫煙車両の場合は、タバコの焼け焦げがないかをチェックして終了となります。
車の項目ごとにかかる時間まとめ
以上4項目のチェック時間に要する時間はベテラン査定士で15分程度となります。これは、大きなキズやヘコミや修理歴がないキレイな車の場合です。
事故を起こして大がかりな鈑金修理をした車の場合は、鈑金修理した箇所がどれほどのダメージを受けているか細かくチェックする必要があるのでもう少し査定には時間を要します。
また経験が少ない査定士は、自分の車をチェックする力に自信がないために時間がかかってしまいます。
車の状態、査定士の経験によっては、車のチェックに15分以上かかってしまうこともあります。
査定以外で必要なものと所要時間
車を売却するために査定を受けて「はい、これで売却は終わりです。」というわけにはいけません。名義変更のために必要な書類を揃えなければいけませんし、一番楽しみな入金までにかかる時間も知っておきたいところです。
必要書類を集める時間
車の売却に必要な書類を揃える時間は、役所へ書類を取りに行くと考えた場合、平日の半日もあれば書類は揃います。
しかし、必要書類を紛失した場合はすごく時間がかかるので1週間後、2週間後となる可能性も大いにあります。
車を売却する時に必要な書類は以下のページで詳細に説明しております。
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車売却時の必要書類を一覧表にまとめました
記事を見て欲しい人 車を売却するときに必要な書類を知りたい 車を売るときに必要な書類を紛失したので再発行の仕方を知りたい この記事はそんな方に向けて書いています。 かんたん ...
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入金までの時間
入金までの時間は「必要書類が揃っているかどうか」で大きく異なってきます。必要書類を既に揃えていた場合や次の日に揃えた場合は、ほとんどの買取業者が1週間以内に入金してくれます。
各買取業者の入金までの時間をまとめた記事が以下です。
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車の売却成約から入金までに何日かかるのか?
記事を見て欲しい人 車の売却成約から入金までの期間を知りたい 車買取業者に早く入金させる方法を知りたい 車の売却成立後に入金されないケースを知りたい この記事はそんな方に向けて書いていま ...
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車の査定から入金完了までの時間は、何の不具合もなければ一般的に1週間程度で完結します。
査定時間でよくある質問・疑問
車の査定時間に関してよくあるご質問と疑問をいくつかご紹介したいと思います。
Q&A
Q査定時間を短縮したい場合はどうしたらいい?
A
車の査定時間を短縮したい場合は、査定そのものの時間短縮は難しいので、事前確認の短縮や商談時間の短縮で査定時間を短くするしかありません。
始めに用事があるので30分以内に査定を終了して欲しいと伝えるのもありですが、その場合は時間がないことを理由にして営業マンが査定価格を言ってくれないことが多いです。
査定価格を聞き出さなければ何のために査定をしてもらったか分からないので、どうしても時間を短縮したい方は、査定価格が出た後の商談時間を省略するのがいいでしょう。
Q&A
Q査定時間が短くなるのは何か理由があるの?
A
車の査定時間が短くなる理由は、
1.査定価格を知りたいだけの冷やかしのお客さんと分かった場合
2.自分の愛車がすごい価値があると思い込んでいるお客さんと、実際の査定価格との差が大きすぎて、営業マンが商談をするだけ時間の無駄だと早々に諦める場合
3.愛車の価値を低く見ていて、自分の思っていた査定価格よりもずっと高い金額を提示された場合
4.いくらでもいいから売ってしまいたいという場合
1.2の場合は査定士が時間短縮をしてくる場合で、3.4はお客さんが即決した場合に査定時間の合計が短くなることが多いです。
Q&A
Q査定時間が長いのは何か理由があるの?
A
車の査定時間が長くなる場合は、少しでも高く売りたいお客様と、少しでも安く買い取りたい業者との交渉のやりとりがうまく進まない場合に長くなります。
一括査定サイトを利用すれば愛車を高く売れる
愛車を売りたいけど、忙しくてディーラーや車買取業者へ行く時間がない方、査定を受ける時間もないという方にとっては、自分の都合に合わせて出張査定を行ってくれる車一括査定サイトを利用した方がいいです。
一括査定の特徴
- 無料で出張査定を行ってくれるので忙しい方には最適
- 出張査定を行ってくれるので時間を有意義に使える
- 商談が苦手な人は一括査定がオススメ
- 複数のお店が競合するので勝手に愛車が高値で売れる
車の査定時間はについてのまとめ
車の査定時間は一体どれくらいかかるかについて説明させて頂きました。
車の査定時間まとめ
- 車の査定には大きく分けて4つの工程がある
- 4つの工程を合わせるとおよそ1時間程度の査定時間を要する
- 持込査定の場合は移動時間がさらにプラスされる
- ベテラン査定士で査定時間は15分程度
- 経験の浅い査定士なら30分を超えることもある
- 商談時間に一番時間がかかる
- 査定以外では名義変更に必要な書類も揃えなければならない
- 入金までの期間はおよそ1週間以内
査定にかかる時間は1時間もあれば終わりますが、少しでも愛車を高く売るために何社も車買取会社を回ることも手間ですし、ディーラーでは安く下取りされますし、商談でうまく相場以上の価格まで引き上げることもなかなか難しいと思われます。
一方、一括査定サイトはその全てを補ってくれます。複数の車買取会社が無料で出張査定に来てくれて、勝手に競合してくれるので商談も要らず、その中から一番高値を選べばいいだけです。
簡単に愛車を高く売りたい人は一括査定サイトを利用した方がいいです。